【開業】開業届はスマホで無料作成して電子申請!マネーフォワード・freee・e-Taxを比較
![](https://freelance-officework.com/wp-content/uploads/2023/10/19E9BB7C-B18F-4B91-A8BB-F05D875B9723.png)
- スマホを使った個人の開業届の作成・提出について
- マネーフォワード・freee・e-Taxそれぞれ試した結果
- freeeにおける電子申請を詳しく解説!
- 簡単に作成でき、効率的に提出まで行える方法はどれか
![あねこ](http://freelance-officework.com/wp-content/uploads/2023/09/2.jpeg)
在宅で働く主婦、あねこです。
開業届を出すために、マネーフォワード・freeeを比較し、e-Taxで電子申請しました。
スマホ(iPhone)のみ使用して手続きしています。
- マネーフォワード クラウド開業届
- freee開業
- 国税庁 e-Tax
2023年10月時点
開業届と青色申告承認申請書は同時作成がオススメ!
個人事業の開業届は、事業開始日から1か月以内に、納税地を所轄とする税務署に提出します。
確定申告には白色申告と青色申告の2種類があり、何もしなければ白色申告で申告することになります。白色申告には所得税を安くすることができる特典などはありません。
青色申告したい場合は「青色申告承認申請書」をそれぞれ定められた期限までに税務署に提出し、条件を満たした帳簿を作成する必要がありますが、最大65万円の青色申告特別控除(所得から引ける=所得税を安くする)を受けることができます。
- 白色申告 青色申告以外はこちら。特典はなし。
- 青色申告 必要な時期(人により異なる)に「開業届」と「青色申告承認申請書」を税務署に提出
- 帳簿の条件を満たした複式簿記で記帳し確定申告 55万円(青色申告特別控除額)
- 上の条件で、さらに電子申告または電子帳簿保存すれば控除額プラス10万円
- 帳簿の条件を満たした簡易簿記で記帳し確定申告 10万円(青色申告特別控除額)
- そのほか、赤字になったときの損失額を繰り越すことができたりと、青色申告の特典は豊富!
青色申告承認申請書の提出期限
- 原則 青色申告の承認を受けようとする年の3/15まで
- 新規開業(その年の1/16以後に業務開始) 業務を開始した日から2か月以内
複式簿記で記帳といわれると難しく感じるかもしれませんが、マネーフォワード・freeeの会計ソフトを利用すれば、簿記が分からなくても質問に答えるだけで青色申告の条件を満たした帳簿を作ることができます。
これから紹介するマネーフォワードまたはfreeeでは、無料で開業届を作成してくれると同時に、青色申告を選択した場合は、青色申告承認申請書まで同時生成してくれますので大変便利ですよ。
マネーフォワード クラウド開業届
開業届作成の流れ
マネーフォワードクラウド開業にアクセス
書類をダウンロードし、税務署に提出する
全ての入力が終わったら「書類をダウンロード」ボタンを押すと、個人事業の開業届出書と、所得税の青色申告承認申請書(選択した場合)が自動生成されるので、間違いないか内容を確認します。
マネーフォワードの開業届は電子申請ができないので、ダウンロードした書類は印刷し、マイナンバーを手書きしてから、税務署に郵送か手持ちにて提出が必要です。
- 書類一式(控えも同封)
- 返信用の封筒(切手を貼り自分の住所を記載)
税務署受付印を押した控えを返送してもらうため同封が必要
- 本人確認書類(マイナンバーを確認できる書類+運転免許証等の身元確認書類)
![あねこ](http://freelance-officework.com/wp-content/uploads/2023/09/2.jpeg)
税務署に提出する申告書や届出書は「信書」に当たるため、郵便物として送付します。
私は下記の郵送方法で送っています。念のため追跡できる方法が確実です。
①郵便局 普通郵便代+簡易書留(350円)
②コンビニ レターパックライト370円
レターパックは信書OKで、気軽に買えるのでオススメです。
- 書類一式(控えも持参)
- 本人確認書類(マイナンバーを確認できる書類+運転免許証等の身元確認書類)
freee開業
開業届作成の流れ
freee開業にアクセス
電子申告する場合はデータ保存をお忘れなく!
freeeで開業届を電子申告
手順:freee開業届作成画面の電子申告部分の操作に従う
- 書類の提出方法 スマホで電子申請
マイナンバーカード、スマホを準備
マイナポータルアプリをインストールする
- 書類を確認
個人事業の開業・廃業等届出書のほか、申告の種類で青色申告を選択した場合は、「所得税の青色申告承認申請書」も自動生成される
マイナポータルアプリ(《実証ベータ版》にログインし、左上のメニュー(三本線のアイコン) 外部サイトとの連携を押しても同じ画面に入れる
![あねこ](http://freelance-officework.com/wp-content/uploads/2023/09/2.jpeg)
マイナンバーカードをスマホで読み取るコツ
カードをテーブルに置いた状態で、スマホのカメラ部分をカード中心あたりに直接ぺったり置いて読み取ると、すぐ接続できますよ。
![あねこ](http://freelance-officework.com/wp-content/uploads/2023/09/2.jpeg)
私の場合、納税地はバーチャルオフィスなので、「税務署へ事業所などを納税地として届け出ている方は入力してください」の部分にバーチャルオフィス住所を入力しました。
入力途中で、別タブを開いてネット検索したら入力が消えてしまったのでご注意;
![あねこ](http://freelance-officework.com/wp-content/uploads/2023/09/1.jpeg)
なんと。。。
最後の最後でエラーになり、つながり失敗しました。エラー番号EL1518
- freeeの画面に戻り、再度「もっとつながるを開く」を押し、マイナポータルにログインするか、マイナポータルアプリにログインし、左上のメニュー(三本線のアイコン) 外部サイトとの連携を押し、また同じ画面に戻る
念のため、関連してアクセスしていたサイトの他のタブは閉じる
- 国税電子申告・納税システム(e-Tax)を押す
- 利用者識別番号を含む個人情報が出てくる
- マイナンバーカードの読み取り この端末で読み取り
- e-Tax画面が表示される
- freeeに戻る
![あねこ](http://freelance-officework.com/wp-content/uploads/2023/09/3.jpeg)
私だけかもしれませんが、ここまで、思ったより苦戦してしました・・。
何度マイナンバーカードを読み込みしたか(苦笑)
![あねこ](http://freelance-officework.com/wp-content/uploads/2023/09/4.jpeg)
freeeからの電子申請はスムーズにできました!
「電子申告・申請が完了しました」と表示されれば成功です。
お疲れさまでした。
- 【freee開業】にログインし、電子申請を行ったページのすぐ下「 確認をしましょう」より《受付結果の確認》を押すと、下に提出した届出書名とともに「受付完了」と表示されていることが確認できます。
- マイナポータルにログイン
- 左上のメニュー(三本線のアイコン) 「外部サイトとの連携」を押す
- 国税電子申告・納税システム(e-Tax)を押す
- 「送信結果・お知らせ」 メッセージボックス 一覧
![あねこ](http://freelance-officework.com/wp-content/uploads/2023/09/2.jpeg)
メッセージボックスにて、「個人事業の開業・廃業等届出」と「所得税の青色申告承認申請」が送信されていることが確認ができます。
途中でエラーになってしまい、結局マイナポータルとe-Taxが、つながったのかどうか、結局よく分からない状態で終わってしまいました。
freeeでのマニュアルとは異なる画面での操作になりましたが、無事電子申請できたので、連携した状態にはできたのだと思います。
マイナポータル画面における、「つながっているウェブサイト」、「つながっていないウェブサイト」が何を指しているのか/違いについて、少し分かりにくいと感じました。
電子申請完了後に、再度マイナポータルにアクセスしても、国税電子申告・納税システムe-Taxは、「つながっていないウェブサイト」のほうに表示されたままです。
試しに、「やめる」を押してみたら、【つながりの解除】画面になりました。
つながりという言葉がややこしくさせているのだと思いますが、「つながっていないウェブサイト」に表示されているけれど、「e-Taxとはつながっている状態」のようです。
結論的に、マイナポータルとe-Taxは、つながったということだと思います。
「つながっていないウェブサイト」から「つながっているウェブサイト」に表示を変えたい場合は、マイナポータルからログインし、以下の操作を行うと表示を変えることができることがわかりました。
![【e-Tax】スマホ版を詳しく解説!マイナポータルとe-Taxを連携する方法](https://freelance-officework.com/wp-content/uploads/2023/10/F99307C7-F420-4ACF-8069-62E2EF533FF0-320x180.png)
- マイナポータルにログイン
- 国税電子申告・納税システムe-Taxが「つながっていないウェブサイト」のほうに表示されている状態を確認
- 「やめる」を押す
- 【つながりの解除】に「同意」する
- 【もっとつながる】メニューを押す
- 「つながっていないウェブサイト」に表示された国税電子申告・納税システムe-Taxより「つなぐ」を押し「同意」する
- e-Taxへログインし、再度、利用者証明用電子証明書パスワードとマイナンバーカードの読み込みを行う
- それぞれ使用しているスマホに表示された指示に従い、マイナポータル画面に戻る(iPhoneならsafari)
- マイナポータルとe-Taxつながりの設定画面 「同意する」を押す
![あねこ](http://freelance-officework.com/wp-content/uploads/2023/09/4.jpeg)
設定完了です!
無事「つながっているウェブサイト」に国税電子申告・納税システムe-Taxが表示されるようになりましたか?
freee・マネーフォワード電子申請比較
freeeを使った電子申請は、システムが国税庁e-Taxと連動しているだけのようです。
電子申請したい場合は、最初の書類作りから分かりにくい国税庁e-Taxを利用するより、断然分かりやすいfreeeで書類を作成し、そのままe-Taxと連動して電子申請したほうが効率的かと思います。
マネーフォワード | freee | |
---|---|---|
スマホのみで作成 | ||
開業届 | ||
開業届と青色申告承認申請書の同時作成 | ||
電子申請(e-Taxとの連携) | (郵送or持参) |
マネーフォワードとfreee届出書の作成に関しては、どちらも初心者にやさしく、簡単に作れますが、大きな特徴の違いは、電子申請ができるかどうかです。
ちなみに「マネーフォワード開業」での電子申請は未対応ですが、「マネーフォワード確定申告」は電子申告に対応しています。※マネーフォワードには種類がある
電子申告の初期設定「マイナポータルとe-Taxを連携させる」ことに苦戦しましたが、一度つなげてしまえば、確定申告も簡単に行うことができるので、大変便利だと思います。
まとめ
私は少々マイナポータルとe-Taxの連携に苦戦してしまいましたが、無事、開業届と青色申告承認申請書を同時に電子申請することができました。
提出方法について、効率的かつ楽だと思う順番は、個人的には下記の通りです。
- 電子申請
- 郵送
- 税務署に持参
電子申請で、一度マイナポータルとe-Taxを連動させてしまえば、3月の確定申告の際も、ゆとりをもって電子申告できるので一安心です。
初期登録は多少面倒ですが、スマホとマイナンバーカードがあれば手軽に手続きできるので、チャレンジしてみてくださいね。